WILLの反響


WILL3月号に掲載された「南京虐殺は中国のブラック・プロパガンダ」と題する拙文に対しては多くの方から共鳴ご支持の電話が寄せられ、大変感謝しております。「本当にそうだ。いまこそ、反撃のホワイトプロ・プロパガンダをやるべきだ。本当は、外務省がやるべきなのだが、いくら言っても期待できないから、民間でまず声を上げるべきだ。ささやかだが寄付をさせていただきたい。」というのが大方の声です。是非ご期待にこたえるべくがんばっていきたいと思います。まだホームページが完成していませんで、寄付していただくための講座が公表できませんで、お待ちいただいております。できるだけ早くスタートしたいと思います。

またWILLの文章の中に2月21日に東京財団東中野先生の南京についての講演があるというのを読んだといって、広島の方からどうすればその話を聞けるのか、というお問い合わせをいただきました。溜池のアメリカ大使館の正門から出てきた角に、元NCRビルだったところが、現在日本財団ビルになっていまして、その中に東京財団があります。12時30分からですが、少しお早めに行かないと座れなくるかもしれません。無料です。電話は、03−6229−5502です。是非お聞きになることをお勧めします。

日本に戦争を仕掛けたのは中国、正確に言えば中国共産党である。この歴史事実はいまではいやというほど明らかになってきている。「マオ」もその傍証をおおいに提供してくれている。最近発売された月刊「カレント」2月号の<主張>欄に次の文章を書いたところ、これもかなり反響があるということです。

「中国こそ歴史認識を正すべきである」

 いわゆる歴史認識なるものを中国は事あるごとに持ち出して日本を威嚇してきた。あたかも自らが真理を独占しているかのように居丈高に説教すらする始末である。
 では日支事変の発端となった盧溝橋事件は誰が引き起こしたものか教えてもらおうではないか。日本軍が起こしたなどと本気で考えてでもいるのか。なら正しい歴史的な事実を教えてあげようではないか。
 盧溝橋事件の真犯人は中国共産党である。二九軍に潜入していた共産党兵士が仕掛けたものである。一九三七年七月七日夜一〇時四〇分の最初の発砲から七時間後八日朝五時三〇分、四回目の発砲があった後初めて日本軍は反撃を開始した。ところが驚くべきことに、その八日共産党は延安から各地の新聞社、軍などに七日夜日本軍が攻撃という電報を発しているのである。事前に計画していなかったらとてもできない早手回しである。
 中国側から発砲したことは一一日に結ばれた現地停戦協定にはっきり書かれている。さらにその三項では、事件は共産党など反日団体の指導に胚胎することが多いので今後これを取り締まる、と明記されている。二九軍指導部はハッキリはつかんではいないものの怪しいとにらんでいた証拠である。実際に現在明らかになっているように、副参謀長をはじめ、旅団長、宣伝副処長、情報処長など大量の共産党員が潜入していたのである。
 事件を起こしただけではない。これを全面衝突に拡大すべく停戦協定違反を繰り返したのも共産党である。コミンテルン指令の一項「あくまで局地的解決を避け、日中の全面衝突に導かなければならに」に従ってのことである。
 そもそも日本軍が中国内に駐屯していたのが悪いとでもいうのか。義和団事件で在留外国人の安全を守れなかったことから、その後に結ばれた議定書で八ヵ国が駐兵権を認められたことをご存じないのか。この条約に基いて駐兵していた日本軍を非難する資格など全くないのである。
 正しい歴史認識を求められているのはどちらなのか明らかである。謝罪をすべきはどちらなのか?

全くあべこべに、こちらがひたすら謝り続けていたのではまともな日中関係など築けるはずもないだろう。ウソから出たマコトという言葉もなくはないが、緊急やむをえない場合はともかく、ウソをあたかも本当であるかのような前提の日中関係は決して両国にとって良いものをもたらさないはずである。