ブラック・プロパガンダその4


昨日も述べたように、もう南京虐殺などということは大嘘のブラック・プロパガンダであることは明らかになっている。何しろその張本人である中国国民党の宣伝処の記録、宣伝処長自叙伝などに明快にそのことが書かれているのだ。日本側の記録もある、などと小さなことを取り立ててそれを否定しようとしているのは昨日の日記に書いたとおり、「日本悪者教の狂信者」でなければできないことだ。日本軍の不祥事があったことは間違いなく、そのことは最初から書いたのだが、不祥事を思わせるような記録をまるで宝物よう取り出してきて、だから「大虐殺」は否定できない、とくるんだから。あきれ返ってものを言うのが馬鹿らしいくらいだが、狂信者はそれをおかしいとは思わないのだろう。

日高信六郎参事官がしゃべっていることが出されているが、ホントかいなという内容である。何しろいまと同じく戦前も外務省の無能さは情けない限りで、国際委員会から提出されたDaily reports of the serious injuries to civilians というのが回ってきたものをみて、軍に対する反感もあって、徹底的に現地調査をしてこれに対する詳細な反論を突きつける、という当然行うべきことを行わず、軍に厳重処分を申し入れしたことは、石射猪太郎欧亜局長の東京裁判での宣誓供述書にあるとおりである。したがって、日高も現地に行っているとはいえ、そのいっていることがどこまで国際委員会の抗議に影響されたものか、どこまで実際に取材したものなのか疑問である。放火など、見つかれば重罪に処せられたことは言うまでもないのに、まるでそれを行っていたかのように言っているが、どこにその証拠があったというのだろうか?第一あの狭い南京に100人以上の記者たちが軍と一緒に入って取材をしまくったのに、そんなものを見たという証言は戦後になっても「実はありました」というものすらない。虐殺、放火を示す写真が皆無であるのと同じである。これが虐殺の証拠であるといわれてきた写真が、「すべて」ウソであり、偽または関係ない写真であることが明らかになったことは、「南京事件証拠写真を検証する」(東中野、小林、福水)(草思社)を読めばわかる。何しろ「ゼロ」なのだ。これだけことがはっきりしてきているのに、まだ「虐殺説」にしがみついているおろかな「日本悪者教徒」とはどのような人間なのか。

ベイツとスマイスについて細かいことを言っている。確かにベイツは国民党ではなく、国民党政府の顧問であった。しかし、これぞ揚げ足取りのさいたるものだ。いまの中国と同じで、党=国家という党独裁国家であったのが国民党の中華民国だった。党・政府が基本的に重なり合っているのを国民党などというのはウソで国民政府だった、といってどんな意味があるのかお聞きしたい。確かに正確に確認して言ったほうが良かったろうが、夜中に時間を気にしながら書いているので、そこまでやっている暇がなかった。しかし、基本的に間違いではない。ベイツは直接宣伝部の顧問でなくても、実はもっと悪質なブラック・プロパガンダまがいのことをやっていたことは東中野教授によって証明されている。スマイスについては、北村教授が「南京事件の探求」のなかで書いているように曾虚白処長の自伝に「金を使ってティンパーリ本人とティンパーり経由でスマイスに依頼して2冊の本を書いてもらい」(p43)とでてくる。ティンパーリが宣伝部顧問であることが明らかなので、同類としてそう呼んだだけのことである。またベイツ顧問説は疑わしいようなことを言っているが、エール大学の新聞切り抜き資料にはっきりそう書いてあるのを否定するとは驚いたものだ。しかも聖職者とは思えないきわめて悪質なデマ情報を流していたことが明らかになっているのである。

スマイスについては、虐殺派には数字が少なすぎるといって評判が悪い。しかし、私は彼も極端なうそつきであるという証拠をつかんでいる。彼の中国人学生を動員して行った「戦争被害調査」は、曾虚白によれば金を出して作ってもらった宣伝本のひとつである。その調査結果によれば、南京城内における兵士の暴行による死者は2400人その他あわせて3400人となっている。サンプル調査結果だというのだが、その男女比が出ていて71%:29%となっている。一見もっともらしい。ところがこれは大馬脚を現す数字なのだ。というのは、紅卍会が行った埋葬記録によると、女性の比率は0.4%である。この埋葬数字も水増しがあったことは立証されているが、死体を直接見ているので男女比についてはかなり事実に近い数字であっと考えられる。紅卍会の埋葬については、国際委員会もお金を払ってここのみに埋葬をやらせたことがはっきりしているので、この0.4%という数字は極めて大きな意味を持つ。1つは、埋葬死体はほとんど(99%)兵士の死体であったということだ。市民虐殺だったらもう少しは女性がいなかったらおかしいということになるからだ。それと、スマイス調査がいかにでたらめなデッチアゲであるかということだ。0.4%と29%では、二桁も違い、どう見てもウソの数字であったと結論付けざるを得ないではないか。

これでも「日本悪者教徒」「外国人・中国人善人狂信者」は、これはブラック・プロパガンダだと認めたくないのですか?勝手にせいと言いたいところだが、いい加減にわれわれ同胞を辱めるのをやめないと、君らに「人非人」の烙印を日本人同胞の名で押すことになることはいっておくべきだろう。